ベトナムでの転職・就職に求められるもの
1. 語学力
英語のスキルが求められますが、日常会話レベルから対応可能な求人が多く、「英語を勉強しているが、まだビジネスには自信がない」という方でも挑戦できる求人が多くあります。
ベトナム語ができる日本人は少ないため、ベトナム語ができれば国内の転職市場ではかなり有利なスキルとなります。スピーキングのみでも大きなアドバンテージとなります。
2. 給与・ボーナス
給与例(月収)※所得税・諸手当等を含む
(1USD=約130円※2023年1月現在)
職 種 | 一般レベル | 管理職レベル |
営業 | 1,800 ~ 2,500 USD | 2,500 ~ 4,000 USD |
カスタマーサービス | 1,500 ~ 2,000 USD | 2,000 ~ 3,000 USD |
技術(製造/建設/インフラ) | 2,500 ~ 3,500 USD | 3,000 ~ 5,000 USD |
IT | 2,000 ~ 2,500 USD | 2,500 ~ 4,000 USD |
総務・経理・その他営業事務 | 1,800 ~ 2,500 USD | 2,500 ~ 5,000 USD |
※諸手当・個人所得税・社会保険料(個人負担分)等含むGross金額で記載。
※現地通貨(ベトナムドン)は単位が大きい為、求人票の給与はUSDで記載されることが多い。但し、支給自体はベトナムドンが一般的。
ボーナス
※支給額は業種や企業・個人の業績により異なる
年に1回支給の企業が多いです。
日系企業の支給額平均は年間で基本給1ヶ月分程度。
企業によっては業績連動型のボーナス、売上に連動のインセンティブボーナス(営業ポジション)を支給しているところもあります。
諸手当/その他
※会社により異なるため、会社ごとに確認が必要。手当・福利厚生として確認すべき項目は住宅手当、交通手当、健康保険、一時帰国費用、通信費など
社会保険は任意加入、健康保険は強制加入(保険料は基本給の一定率)となっております。
その他、日系やインターナショナルクリニック、ベトナムの病院に通院可能な民間団体医療保険(海外傷害旅行保険)に加入している企業も多くあります。
3. 税金
ベトナムの所得税は1~12月の暦年で計算されます。
福利厚生は原則課税となり、累進課税制で税率は5~35%です。
納税は毎月の源泉徴収税、年末調整、確定申告と、日本と同様になります。
加えて、四半期に一度、日本にて支払われる給与も申告し、これに係る所得税を納税しなければなりません。
一般的には勤務先の人事・経理が代行します。
4. 求められるスキル・人物像
営業経験があることや、ベトナムの国内需要に向けてマーケティングができる人材など、即戦力を求めるケースが増加しています。
スタートアップ企業の場合、やる気やポテンシャルといった人物重視での採用も見受けられます。
日系企業であっても社内の大半はベトナム人が占めるため、ベトナム文化を理解し、彼らと良好な関係を築こうとする一方で、日本人としてのビジネスマナー・仕事観を失わない柔軟な方が好まれます。
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