タイへの転職(就労ビザ・暮らし/生活)

海外転職:タイでの生活とタイでの暮らし

海外転職:タイで暮らす

日本人にとって住みやすい都市、充実した生活環境

  • タイには約7万人の日本人が在住しており、日本語対応のサービスや施設が充実

  • 初めての海外生活でも、言語・文化の壁を感じにくい環境が整っています。

日本人向けサービスが充実

在留日本人の多さに伴い、日本食レストランや日本語対応の病院、美容室、学習塾など、日本人向けのサービスが非常に充実しています。特にスクンビットエリアやトンロー、プロンポンといった地域では、日本語が通じる店舗や施設も多く、初めての海外生活でも安心して暮らすことができます。

コストパフォーマンスの高い生活

タイの物価は日本の約3分の2とされており、同じ収入でもより豊かな生活を送ることが可能です。バンコクでは、ジムやプール付きのコンドミニアムが月7万円前後で借りられるなど、コストパフォーマンスの高い住環境が魅力です。バンコク中心部でも、家具付き・共用設備完備のワンルームが月15,000〜25,000バーツ(約6.7〜11万円)で借りられる物件が多く存在します。

交通と都市インフラ

バンコク中心部では、BTS(高架鉄道)やMRT(地下鉄)などの公共交通機関が発達しており、通勤や買い物にも便利な環境が整っています。駅周辺には大型商業施設やショッピングモールが立ち並びます。

海外転職:タイの住居

単身者から家族帯同まで、幅広い選択肢と高いコストパフォーマンス

タイでの生活を検討する際、住居の選択は非常に重要な要素となります。特にバンコクでは、外国人向けの住宅市場が発達しており、単身者から家族帯同者まで、さまざまなニーズに対応した物件が豊富に揃っています。

単身者向け:7,000〜20,000バーツ

単身者向けの住居としては、ワンルームや1DKタイプのコンドミニアムやサービスアパートメントが主流です。家賃の相場は月7,000〜20,000バーツ(約2.6万〜7.7万円)程度で、家具付き・24時間セキュリティ・共用ジム・スイミングプール付きといった設備が整っている物件が中〜高価格帯の物件に多く見られます。

家族向け:30,000〜50,000バーツ

家族帯同者向けには、2DK以上の広さを持つ物件が一般的で、家賃は月30,000〜50,000バーツ(約11万〜19万円)程度が相場です。スクンビットやアソーク、トンローなどのエリアでは、日本人学校や日本語対応の病院へのアクセスも良く、人気の高い住宅地となっています。

郊外ではさらに割安な物件も

バンコク郊外や地方都市に目を向けると、同様の設備を備えた物件がさらに安価で提供されているケースもあります。通勤や生活の利便性を考慮しつつ、コストを抑えたい方には魅力的な選択肢となるでしょう。バンコク郊外や地方都市では、同様の設備を備えた物件が20〜30%程度安価になる傾向があります。

サービスアパートメントの利便性

特に短期滞在者や初めての海外生活者には、家具・家電付きで清掃サービスなども含まれるサービスアパートメントが人気です。契約手続きも比較的簡単で、即入居可能な物件が多いため、赴任直後の住まいとしても適しています。

海外転職:タイの交通事情

タイ・バンコクでは、公共交通機関や民間の移動手段が充実しており、都市部での移動は比較的スムーズに行うことができます。特に日本人駐在員や現地採用者にとって、交通手段の選択肢が多いことは、生活の利便性を高める大きな要素となっています。

都市部の主要交通手段

バンコク市内では、以下のような交通手段が一般的に利用されています:

  • BTS(高架鉄道):主要なビジネス街やショッピングエリアを結ぶ路線で、運賃は約14〜47バーツ(約55〜200円)程度。

  • MRT(地下鉄):BTSと接続し、バンコク中心部から郊外へのアクセスも可能。

  • タクシー:初乗り運賃は約35バーツ(約135円)と安価で、メーター制が基本。

  • バイクタクシー:渋滞時の短距離移動に便利で、駅からオフィスや自宅までの“ラストワンマイル”をカバー。料金は距離により異なりますが、20〜60バーツ程度が一般的です。

  • バス:市内各地を網羅する路線バスが運行されており、運賃は8〜30バーツと非常に安価です。

配車アプリの普及

近年では配車アプリが広く普及しており、スマートフォンから簡単に車両を手配できます。これらのアプリは、料金の事前確認やキャッシュレス決済が可能な点で、外国人にも使いやすいと好評です。

郊外へのアクセス

バンコク郊外や他県への移動には、長距離バスやミニバンが主要な手段となります。エカマイやモーチットなどのバスターミナルからは、パタヤやアユタヤ、チェンマイなど各地への便が運行されています。

海外転職:タイの食事

日本食レストランは2,000店超 屋台から高級店まで多彩な選択肢

タイでは、地元のタイ料理はもちろん、日本食をはじめとする各国料理も豊富に楽しめる環境が整っています。特にバンコクを中心に、日本人の在留者が多いことから、日本食レストランの数は約6,000店とされており、海外生活でも“食の不自由”を感じることはほとんどありません。

タイ料理の魅力と価格帯

タイ料理は、トムヤムクンやグリーンカレー、パッタイなど、日本でも人気の高いメニューが多く、現地では屋台や食堂で手軽に楽しむことができます。屋台での食事は1食あたり40〜70バーツ(約160〜280円)が主流で非常にリーズナブルで、味・価格ともに満足度の高い選択肢です。フードコートでは40〜100バーツ(約160〜400円)程度が一般的です。

日本食・各国料理も充実

バンコク市内には、日本食レストランが2,000店以上存在し、寿司、ラーメン、定食、居酒屋など、ジャンルも多岐にわたります。価格帯は1食あたり約700〜1,000円程度で、日本と同等かやや安価な水準です。

また、韓国料理、中華料理、イタリアン、フレンチなど、各国の料理店も豊富にあり、国際都市としての顔を持つバンコクならではの食文化が形成されています。

カフェの価格も手頃

カフェでのコーヒーは100〜400円程度と、日本と比べて手頃な価格で楽しめます。特にローカルカフェでは、100円前後で本格的なコーヒーを味わえる店舗も多く、日常的に利用しやすい環境です。

海外転職:タイの医療

高水準の医療サービスと日本語対応の安心体制

タイは東南アジアの中でも医療水準が高い国として知られており、健康診断や治療を目的に他国から訪れる「メディカルツーリズム」も盛んです。特にバンコクを中心に、外国人向けの私立総合病院が多数存在し、日本人にとっても安心して医療を受けられる環境が整っています。特に健康診断、美容整形、不妊治療、がん治療などの分野で、ASEAN諸国や中国、欧米からの訪問者が増加しています。

私立病院の充実と日本語対応

バンコクにはバムルンラード病院サミティヴェート病院など、国際的な評価を受けた私立病院が複数あり、JCI(国際病院評価機構)認証を取得している施設もあります。これらの病院では、日本語通訳が常駐しているほか、日本に留学経験のある日本語対応可能な医師が診療を行うケースも多く、言語面での不安を軽減しています。

医療保険制度と費用

タイで就労する外国人は、社会保障制度(SSS)への加入が義務付けられており、月額750バーツ(約3,400円)の保険料で、登録医療機関での診療が一定範囲内で無料または低額で受けられます。SSSでは、指定された1つの病院でのみ診療が可能であり、自由に病院を選べない点が日本と異なります。多くの企業では、これに加えて民間の団体医療保険への加入を推奨または提供しており、私立病院での診療費補助やキャッシュレス診療が可能なプランもあります。企業によっては、医療費の実費支給制度を導入している場合もあります。

医療費の目安

  • 公立病院の外来診療費:約350〜600バーツ(約1,500〜2,500円)

  • 私立病院の外来診療費:約1,000〜2,000バーツ(約4,000〜9,000円)

  • 私立病院の入院費(個室):1日あたり2,500〜10,000バーツ(約10,000〜50,000円)​

補足・注意点

  • SSSの利用制限:SSSでカバーされる医療は指定病院1か所のみで、日本語通訳がいる私立病院は対象外であることが多いため、日本語対応を希望する場合は民間保険の加入が実質的に必須です。

  • 入院時の前払い:私立病院では、入院時にデポジット(前払い)を求められることが一般的で、クレジットカードの限度額や現金の準備が必要です。

海外転職:タイの教育事情

インターナショナルスクール、日本人学校、ローカル校の3つの選択肢

タイで子育てをする日本人家庭にとって、子どもの教育環境は大きな関心事の一つです。2025年現在、タイには主に「インターナショナルスクール」「日本人学校」「タイのローカルスクール」の3つの選択肢があり、家庭の方針や予算、子どもの将来設計に応じて選ばれています。

インターナショナルスクール:多様なカリキュラムと高額な学費

バンコクを中心に、アメリカ式、イギリス式、IB(国際バカロレア)など、さまざまなカリキュラムを採用するインターナショナルスクールが存在します。授業は基本的に英語で行われ、多国籍な環境で学ぶことができます。

  • 学費の目安:年間50万〜600万バーツ(約180万〜2,700万円)と非常に幅広く、学校や学年、補習の有無によって大きく異なります。

  • 例:ISB(International School Bangkok)では年間約135万バーツ(約600万円)、NIVAなど比較的リーズナブルな学校では約37万バーツ(約166万円)程度です。

日本人学校:日本の教育を継続できる安心感

バンコク日本人学校やシラチャ日本人学校では、日本の文部科学省の指導要領に準拠した教育が行われています。授業はすべて日本語で行われ、帰国後の日本の学校へのスムーズな編入が可能です。

  • 学費:年間授業料は約146,000バーツ(約65万円)、入学金は160,000バーツ(約71万円)です。

  • PTA会費や教材費は別途必要ですが、寄付金は不要です。

タイのローカルスクール:費用を抑えた選択肢

タイのローカルスクールには、国公立と私立の2種類があります。

  • 国公立校:基本的に学費は無料ですが、タイ国籍を持つ子どものみが入学可能です。

  • 私立校:年間学費は5万〜15万バーツ(約19万〜58万円)程度で、英語や中国語を取り入れたバイリンガル教育を行う学校も増えています。

教育環境の選択は将来設計と密接に関係

どの教育機関を選ぶかは、子どもの将来の進路や家庭の教育方針によって異なります。

  • インターナショナルスクール:海外大学進学を視野に入れた家庭に。

  • 日本人学校:日本への帰国を前提とした家庭に。

  • ローカルスクール:現地社会への適応を重視する家庭に。

海外転職:タイの生活費シミュレーション

月収55,000B(税込み)の場合 - 単身でタイに滞在(2025年5月現在、1バーツ=約4.5円)

項目

金額

住居費(バンコク内/ 30sqmのワンルーム)

10,000B

食費(1日300B×30日+α)

13,000B

光熱費・水道費

1,100B

通信費(携帯電話、インターネット)

1,300B

交通費

2,000B

その他雑費

9,350B

所得税​

2,500B

Social Security fund (タイの社会保険)

750B

貯金

15,000B

55,000B

タイの物価水準と生活コストのバランスを考慮すると、月収55,000バーツでも十分に安定した生活が可能であることがわかります。「タイは、コストを抑えながらも快適で安心な生活を実現できる、東南アジア屈指の住みやすい国」という評価にふさわしい環境が整っています。

タイへの転職&就職

海外転職に関するご相談はこちらから

ジャパンデスクへ相談

タイへの転職&就職に関しての情報もご参考ください。​