タイでの転職に求められるもの
1. 語学力
多くの企業で英語もしくはタイ語のスキルが求められます。
海外営業等、対外的に英語を使用する場合は、TOEIC800点以上の英語力が求められます。
タイ語ができれば有利。スピーキングのみでも大きなアドバンテージとなります。
タイ人社員と英語で意思疎通が求められる求人はTOEIC600点以上のスコア取得が目安です。
2. 給与・ボーナス
給与例(月収)※所得税・諸手当等を含む
(B=タイバーツ / 1B=約4.0円※2023年7月現在)
職 種 | 一般レベル | 管理職レベル |
---|---|---|
内勤事務/総務等 | 5~8万B | 8~15万B |
経理・財務 | 5~8万B | 8~15万B |
カスタマーサービス | 5~8万B | 8~10万B |
営業 | 5~8万B | 8~15万B |
技術(製造業) | 6~15万B | 10~20万B |
技術(建設/インフラ) | 6~15万B | 10~20万B |
IT(※ヘルプデスク等含む) | 5~8万B | 8~10万B |
MD(会社代表) | - | 20~30万B |
※5万B=約19万円、10万B=約38万円
ボーナス
※支給額は業種や企業・個人の業績により異なります。
ボーナスは年に1~2回支給。日系企業の支給額平均は基本給の2~3ヶ月分程度です。
製造業界は6ヶ月分ほどの高いボーナスを出す企業もあります。
初年度は支給対象外となることが多いです。
諸手当/その他
※会社により異なるため、会社ごとに確認が必要。手当・福利厚生として確認すべき項目は交通手当、健康保険、一時帰国費用、通信費など。
社会保険は強制加入(保険料は750B /月)。その他、日本語通訳サービスのある私立病院にも適用可能な民間団体医療保険に加入している企業が多いです。
都市中心部以外では公共交通機関があまり整備されていないため、通勤(兼営業)用に社有車が貸与されたり、バンコクなどの主要都市から乗合車が用意されるケースもあります。
3. 税金
タイの所得税は1~12月の暦年で計算されます。累進課税で税率は0~35%です。
納税者は税務当局から送付される納税申告所に、会社が発行する給与証明書を添えて申告しますが、一般的には企業の人事・経理が行います。
4. 求められるスキル・人物像
職種によって必要なスキルは異なりますが、最近は同業界・同職種での勤務経験を求められるケースが目立ちます。
日系企業であっても社内の大半はタイ人が占めるため、タイの文化を理解し、彼らと良好な関係を築こうとする一方で、日本のビジネスマナー・仕事観を失わない柔軟な方が好まれます。
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