シンガポールへ転職・就職する際の就労ビザ/就労許可書
Employment Pass(EP)
卒業大学・年齢・給与によりビザの取得条件が異なる。
2023年9月からCOMPASSと呼ばれるポイントシステムが導入され、個人の給与と学歴に加え、企業側における多様性やローカル人材雇用率なども、審査ポイントとなる 。
最低給与額の引き上げが行われ、外国人のビザ取得がより厳しくなった。(参照:https://www.mom.gov.sg/passes-and-permits/employment-pass )
Sパス(S pass)
ローカル社員数によって、企業の採用可能枠が異なる。
年齢に応じ、ビザ取得可能額が変動する。
最低取得基準額は、SGD 3,000~(金融セクターは SGD 3,500~)
EPと比較すると取得ハードルは低い。
配偶者ビザ( Dependent's Pass(DP))
DPを持っている配偶者は、別途ワークパーミット(Work Permit、WP)を取得することで、シンガポールでの就労が許可されます。
ローカル社員数によって、企業の採用可能枠が違う。
申請にかかる時間
通常、申請後2~4週間程度で結果が届く。
シンガポールへ転職・就職して暮らす
住居
シンガポールはアジア諸国の中で最も生活費が高い国のひとつ。ほかの東南アジア諸国と比べると治安が良く、初めての海外就職の方でも安心して暮らせる環境。
住居費は、ほかの東南アジア諸国に比べ高い。
コンドミニアムやシンガポールの公営住宅をシェアするケースが多い。(シンガポール国民の9割が公営団地に住む)
コンドミニアムでは屋外プールやジム、テニスコートなどが併設されており一部屋が大きく快適。(公営住宅には屋外プールやジムなどの施設はついていない)
生活に必要な家具が付いていることが多い。
借りる際は通常の家賃+1ヶ月分のデポジットを支払うことが一般的。
不動産エージェントを利用する際は、エージェント代として月家賃の半額がかかる。
家具がついているのか、料理ができるのか、宗教上のルールはないかなどを確認することも大事なポイント。
【コンドミニアムをシェアで借りる場合の一部屋の値段】
※SGD = シンガポールドル / 1SGD=約110円 (2023年11月現在)
マスタールーム: SDG 1,500~2,800程度。
コモンルーム: SDG 1,000~2,000程度。
PUB(光熱費)SDG 50~100くらい追加されることもある。
【公営住宅をシェアで借りる場合の一部屋の値段】
マスタールーム: SGD 1,000~2,200程度。
コモンルーム: SGD 800~1,800程度。
PUB(光熱費)SDG 50~100くらい追加されることもある。
交通
交通インフラは整備されている。
主要なエリアは電車で行くことができる。
主要交通手段は電車(MRT)、タクシー、路線バス
バスや電車は、SGD 1~3程度。
タクシーは、メーター制で初乗りSGD 3.8。
配車アプリも普及している。
食事
多民族国家なので中国、マレーシア、インドなどをルーツとする食文化がまざりバラエティに富んでいる。
屋台:SGD 3~6程度。
日本食レストランでのランチ: SGD 15~30程度。
カフェでのコーヒー:SGD 5~8程度。
医療
医療レベルは非常に高い。
一般的にまずはGPと呼ばれる医師の診断を受けたのちに、専門医や総合病院に行くシステム。
日本人向けのクリニックもいくつかあり、日本で処方されている薬も扱っているケースもある。
外国人が加入できる公的な保険はないため、企業側が加入する民間の医療保険にて対応するのが一般的。
教育事情
SGD = シンガポールドル / 1SGD=約110円 (2023年11月現在)
インターナショナルスクール・日本人学校・ローカル学校の3つの選択肢がある。
インターナショナル:学費は平均でSGD12,000/年。
日本人学校:学費はSGD5,500/年。
ローカルスクール:学費は平均でSGD4,500/年。
※その他、入学金や施設使用料も必要。
※ローカルスクールは、シンガポール国籍保持者→永住権保持者→外国人の順に入学優先制度あり。
生活費シミュレーション
<月収SGD 4,000、単身でシンガポールに滞在>
※SGD = シンガポールドル / 1SGD=約110円 (2023年11月現在)
住居費(MRT最寄駅/コモンルーム) | SGD 1,500 |
食費 | SGD 1,000 |
光熱費・水道費 | SGD 100 |
通信費(携帯電話、インターネット) | SGD 150 |
交通費 | SGD 150 |
その他雑費・交際費等 | SGD 600 |
貯金 | SGD 500 |
計 | SGD 4,000 |
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