海外転職:インド就労ビザ / 就労許可書
インド就労ビザ(Work Visa)取得ガイド
インドで報酬を得て働くためには、Employment Visa(就労ビザ)の取得が必要です。これは、インド国内の企業に新規就職・転職・赴任する外国人に対して発給されるビザで、最も一般的な長期滞在ビザです。
主な取得条件
年収162.5万INR(約285〜300万円)以上であること(最低給与条件)
インド国内で登記された企業に雇用されること
インド国内での切り替えは不可(新規取得は日本のインド大使館・領事館で行う必要あり)
項目 | 内容 |
パスポート | 有効期限6か月以上、空白ページ2ページ以上 |
ビザ申請書 | オンライン申請後、印刷して署名 |
証明写真 | 5cm×5cm、背景白 |
雇用契約書 | 原本とコピー |
招聘状(Invitation Letter) | インド側企業からの正式な書類 |
英文履歴書 | 職歴・スキルを記載 |
雇用理由書 | 現地で代替できない理由の説明書 |
企業登記証明書(COI)または投資認可書(RBI) | 雇用先企業の証明書類 |
住居契約書(Lease Agreement) | 任意だが提出を求められる場合あり |
申請から取得までの流れ
オンライン申請(インドビザ申請センターのWebサイト)
必要書類の準備
大使館・領事館へ提出(訪問または郵送)
審査・発給(1~4週間程度。祝日や混雑状況によってさらに遅れる場合もある)
インド入国後14日以内にFRRO登録が必要
注意点
ビザの有効期間は雇用契約期間に準ずるが、領事判断で短縮される場合もあります。
延長はインド国内で可能ですが、転職や契約満了後の再取得は日本での再申請が必要です。
FRRO(外国人登録局)への登録は、インド入国後14日以内に必須です。
海外転職:インドで求められる英語力・語学力
インド就職で求められる英語力とは?
インドでは英語が準公用語として広く使われており、ビジネスの現場では英語が基本的なコミュニケーション手段です。そのため、英語力はインド就職における重要なスキルとされています。
ポジション | 必要な英語力 | TOEIC目安 |
日系企業向け営業・事務 | 日常会話レベル | 650点以上 |
インド人スタッフのマネジメント | ビジネスレベル | 800点以上 |
IT・ソフトウェア開発 | 技術英語(読み書き・報告) | 700点以上推奨 |
ローカル企業との交渉・提案 | 高度なビジネス英語 | 850点以上推奨 |
これはあくまで目安であり、TOEICスコアを正式に求める企業は少数派です。実際には「英語での会議・メール対応ができるか」が重視され、実務経験や面接での英語力の印象がより重要視されます。
英語が必要な理由
会議・プレゼン・報告書作成など、日常業務の多くが英語で行われる
社内外のコミュニケーション(特にインド人スタッフやクライアント)に英語が必須
IT・技術職ではドキュメントや仕様書が英語で書かれていることが一般的
英語力を高めるための方法
英会話スクールやオンライン英会話(ビジネス英語に特化したコースがおすすめ)
TOEICやIELTSなどの資格取得を目指す
英語でのプレゼン練習やメールライティングのトレーニング
英語ニュースやポッドキャストでリスニング力を強化
求人情報の確認も重要
インドの求人票には、必要な英語レベルが明記されていることが多いため、応募前に確認することが大切です。特に「ビジネスレベル」「ネイティブレベル」「読み書き中心」など、業務内容に応じた英語力の違いに注意しましょう。
海外転職:インドで求められるスキルと人物像
インドは、他国と比べてキャリアチェンジや異業種からの転職がしやすいマーケットとされており、「経験よりも意欲や適応力」が重視される傾向があります。ただし、職種によっては専門性が求められるケースもあります。
求められるスキル・経験
分野 | 求められる傾向 |
管理部門(人事・総務・経理など) | 実務経験者が優遇される |
技術職(製造・IT・品質管理など) | 専門知識・経験が求められる |
営業・事務職 | 未経験でも応募可能なケースが多い |
語学力(英語) | 日常会話〜ビジネスレベル(TOEIC650〜800以上) |
求められる人物像
目的意識が明確な人
「なぜ海外で働きたいのか?」「なぜインドなのか?」という問いに答えられることが重要です。
長期的に働く意志がある人
インドでは長期就業の可能性を重視する企業が多く、腰を据えて働ける人材が歓迎されます。
柔軟性・適応力がある人
多様な文化・価値観の中で働くため、異文化理解力や柔軟な対応力が求められます。
自発的に動ける人
インドの職場では役割分担が明確でないことも多く、自ら考えて動ける人が活躍しやすいです。
文化・価値観の違いによるストレス
時間感覚、仕事の進め方、上下関係などが日本と大きく異なる。
リスク:
ストレスや誤解、職場での摩擦
対策:
異文化理解の研修や書籍で事前学習
柔軟な姿勢と「郷に入っては郷に従え」の意識
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