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マレーシア転職のお役立ち情報

【マレーシアで働きたい人必見】マレーシア転職の実情​​

日本人のマレーシアの転職市場について​

  • マレーシアでは、非居住者でも応募可能な求人があり、業界の傾向としては、BPO(Business Process Outsourcing)やSSC(Shared Service Centre)での求人は減少しており、一方でIT業界では若干増加しています。日系製造業や商社も年間を通して求人が発生しています。また、昨年までは外資系企業と日系企業の求人の割合がほぼ半々でしたが、今年は外資系企業の求人が減少した分、日系企業の求人の割合が増えています。

  • 主な職種については、日系企業では、経営、工場管理やエンジニア・SCM(サプライチェーンマネジメント)・営業などのポジションに対して募集があります。一方、外資系企業では、ITカスタマーサポートやインサイドセールスのポジションが求人としてあります。また、例えば、経理・総務、総務、法務、人事、秘書などのバックオフィス系のポジションについては、日系企業と外資系企業の両方で需要があります。

マレーシアでの転職のポイント

  1. 求人と職歴のマッチ度:就労ビザの取得のためのみならずマレーシアでは即戦力が求められるため学歴よりも求人と職歴がどれだけマッチングしているかが重視されます。

  2. 英語力:ポジションにもよりますが、日本語だけで大丈夫という求人は非常に少なく、最低でもトレーニングを受けたり社内コミュニケーションが取れるレベルの英語力は必須です。流暢な英語が話せなければチャンスがないというわけではありません。スピーキングが苦手な方は毎日英語を話す機会をつくり、慣れるようにしてください。

  3. 40代以降の転職チャンス:40代を超えてしまったら海外転職は無理なのではと思い込んでいる方もいるかもしれませんが、メーカーや建設などの技術職、経理などの専門職、管理職で即戦力となりうる人材であれば、40代以降でも転職のチャンスはあります。

マレーシアの就労ビザについて

  • マレーシア就労ビザ(Employment Pass(EP))の取得が必須となっています。
    取得条件として求人に関連する職務経歴を大卒以上は3年以上持っていること、短大専門卒以上は5年以上持っていること、高卒は7年以上持っていること、という条件になっております。ただしマレーシア政府より、さまざまな優遇措置を受けられるMSCステータスという特殊ステータスを持っているアウトソーシング、シェアードサービス、IT企業につきましては、この限りではなく就労ビザがおりているケースも多数見受けられます。

​​マレーシアでの転職成功事例

  • 20代後半の方の事例
    前職では日系メーカーの営業として日本で経験を積んだ後、マレーシアの工場に赴任しました。しかし、業績不振のために工場が閉鎖されることになりました。その後も海外での経験を積みたいという思いが強かったため、マレーシア国内で現職のポジションに転職しました。この方は、駐在ではなく現地採用のポジションを選ぶことで、長期間海外で経験を積むことを実現しました。また、転職活動中には複数の日系企業からオファーを受けましたが、今まで経験のない外資系企業を選択、現在では、タイ法人のカントリーマネージャーとして栄転し、年収も数倍に上昇しました。

  • 40代前半の方の事例
    新卒で日系システムインテグレーターに入社し、開発マネージャーとして16年間勤務しました。この方は自身の経験が他社では通用しないのではないかという危機感を抱き、他社でも使える技術を身につけたいという思いと、お子様を海外で育てたいという理由から、マレーシアでの転職を検討しました。当初、経験を活かせる求人は少ない状況でしたが、日系企業より技術マネージャーとしてのオファーを受けました。前職の会社からは昇格、駐在の話もありましたが、シニアマネージャー以上のポジションは本社との調整やビジネスの立ち上げに関わることが多く、希望する技術職ではなかったため、マレーシアのオファーを選択しました。(※前職からのカウンターオファーは一時的に魅力的に映ることもありますが、その後の仕事内容や実現性を考えると不満を感じたり、話が実現しないケースもあるため、何をしたいかを軸に考えることが成功の鍵となります。)結果として、前職の技術を活かしながら新たな職場で活躍し、2年以内にはジェネラルマネージャーまで昇進し、給与も倍近く増えました。また、お子様も日本にいた時よりものびのびと育ち、教育環境に満足しています。​

マレーシアでの生活について(単身者と家族帯同者の例)

  • 30代の単身者
    月額給与は手取り8000リンギット(約24万円)。支出の内訳は家賃や生活費、交際費などからなりますが、生活のクオリティを下げることなく適度にプライベートも楽しむことができ、貯蓄もできる状況です。マレーシアの物価が上昇しているということがありますが、日本にいる時よりも心にゆとりを持った生活を送ることができます。総合的に見れば、給与や費用のバランスがよく、心地よい生活を送ることができるのではないでしょうか。

  • 40代のご家族帯同者
    月額給与が手取り13000リンギット(約39万円)であり、家族やその他の経費が単身の方よりも多いという状況です。重要なポイントは学費です。マレーシアには多くのインターナショナルスクールがあり学費もさまざまです。学校によっては予想以上に高額な場合もありますので、事前に情報収集をすることが重要です。また、経験を活かした転職ができた方は、即戦力として高い給与を期待することができます。

最後に

マレーシアでは英語が使え、治安も良く、台風や地震もほとんどありませんので安心して生活ができる国です。また日本にはないダイバーシティを経験できる大変魅力的な環境でもあります。

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