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【シンガポール】営業職の転職市場動向

​シンガポールにおける「営業職」の転職市場動向

2023年下半期、シンガポールの転職市場において、営業経験者向けの求人数は増加傾向にあります。コロナ前の水準にはまだ達していませんが、回復の兆しを見せています。
こちらの記事では、シンガポールでの営業職」におけるトレンドについて詳しく解説いたします。
シンガポールで30年以上の実績を持つ当社ならではの洞察を通じて、採用企業のニーズ変化や潜在的な求人情報などをご紹介いたします。

シンガポールにおける営業ポジションのトレンドと求人ニーズ

シンガポールにおいては、特定の業界には偏りがなく、全般的に幅広い業界で「営業」ポジションが求められているのが実状です。
下記の図の通り、「食品」「電機精密機器」「物流」「その他(エネルギーなど)」といった業界で、営業人材が必要とされています。
職位については、営業担当者レベル、マネージャー(管理職)レベル、いずれのケースのオーダーも存在します。
※営業ポジションのオーダーをお預かりした業界の内訳(2023 上半期)

営業ポジションの業界内訳

「営業職」に関連する職種として、「販売企画」や「マーケティング」のご経験者からの問い合わせも多くいただきますが、日系企業の場合、そうした企画・マーケ職については日本本社側の機能となる事が多く、海外子会社となるシンガポール法人側で採用がかかるケースは比較的少ない傾向にあります。
シンガポールの特徴として、アジア地域の統括会社(ヘッドクォーター)機能を持つ企業が数多く存在し、そうした企業が「Sales & Marketing」のポジション名で人材を募集することがありますが、実際の業務内容は、主に東南アジア地域をカバーする営業業務が中心となり、いわゆるマーケティング業務は限られているケースがほとんどとなります。

外資系企業と日系企業の比率 は?

せっかく海外で働くなら、外資系企業で働きたい!とお考えの方も少なからずいらっしゃいますが、JAC Recruitmentがお預かりする日本語スピーカー向けの営業ポジションは、下記の図の通り、特に日系企業からのオーダーが多数を占めます。
日本・日系文化への理解や、日本語そのものを活かして活躍して欲しいと期待される領域は、日系に関連するマーケットや日本人顧客向けとなりますが、そこに強みを持つ企業がどうしても日系企業になりがちであるためです。
近年の厳格な就労ビザ規制の影響から、そのうち約8割の営業ポジションにおいては、既にシンガポールで就労ビザを取得している候補者がメインの対象となるのが実状でもあります。

外資系と日系企業の比率

求められるスキル・経験や求人条件の特徴は?

営業職の求人においては、「営業経験が必須」という条件が多く課されています。また、基本的に「実務経験を有する方」という条件の場合には、少なくとも3年以上の営業経験が求められるケースがほとんどです。
また、そうした実務のうち採用企業側から特に評価が高いのは、「新規開拓営業経験」や「(その採用企業と同じ)業界での営業経験」「シンガポールやアジア地域に広いネットワークを持つ方」になります。

ターゲット市場・顧客の特性から、日本人独特のビジネスマナーや感覚(ホスピタリティや丁寧な対応)も、日系企業において重要視される要素となります。またその一方で、シンガポール市場では「英語力」も同時に非常に重要なスキルとなります。
日系マーケットがメインの対象になる場合であっても、カウンターパートとなる方が日本語スピーカーでない事も多いため、ビジネス英語の能力も求められます。
最後に、これは条件ではありませんが、日系企業の場合、「長期的なキャリアを自社で築いてくれる方かどうか」を採用プロセス時に注目するポイントとして見るケースが多いです。
長期にわたりクライアントとの持続的な関係を築いてもらえそうかを判断するために、どういったキャリアプランを考えている方なのかを確認する傾向が見られます。

雇用形態と給与レンジ はどうか?

JAC Recruitment シンガポールがお預かりする求人のうち、多くは「現地採用」を前提としたポジションで、駐在員ポジションは限られています。
給与に関しては、担当者レベルの場合、日本円換算で500万円前後、営業マネージャー職では800万円前後が一般的な水準です。
また、ITや金融業界など特定の分野の場合、1,000万円前後の給与がオファーされる場合もあります。

シンガポールで営業職を経験するキャリアパスとその魅力は?

シンガポールを拠点とする企業の場合、東南アジア各国への出張も頻繁に行われています。そのため、多くの国に積極的に出張して各地のビジネスパートナーとコミュニケーションをとることに興味がある方には、他地域よりも更に魅力的な環境となるでしょう。
VISAの制限があってもいわゆる第二新卒の方々への門戸はまだ開いており、そうしたポジションにおいては未経験領域の営業にキャリアチェンジする道も存在しています。
ミドル層の方には、ピープルマネジメントや上級管理職へのキャリアアップも可能性としてあります。さらに、高い英語力や顧客折衝・コミュニケーション力を活かしてのコンサル業界への転向など、業界転換のチャンスも存在します。

実際の転職成功事例:営業職編

成功事例1)
30代前半の男性
シンガポールの食品卸会社で4年にわたり営業の経験を積んだ後、本社から日本への帰任命令が発令。
しかし、慣れ親しんだシンガポールでの生活を続けたいという家族の思いもあり、転職活動を開始。
シンガポールにおいて、同業他社となる日系食品卸企業に「現地採用」で転職し、セールスマネージャー職に就任。
現地採用ながら、給与の向上も実現し、現在も活躍中。

成功事例2)
40代前半の男性
シンガポールへの家族移住を希望し、その想いからJAC Recruitmentに登録。これまで、旅行業界でのカスタマーサービスや飲食店のマネージャーとして、営業経験はないもののサービス業界で経験を積んできた方。
温和な人柄と高いコミュニケーションスキル、そして飲食業界での経験・知識が評価され、未経験の営業職への転職

成功事例3)
20代後半の女性
新卒で商社に入社し3年間にわたり営業事務を経験。英語を使用した業務も遂行していたが、キャリアデベロップメントへの壁を感じ、海外でキャリアの幅を広げたいと希望し、転職を決意。
結果として、シンガポールにて異業界の営業事務職への転職を実現。営業事務スタートではあるものの、中期的には営業メインの職種へのキャリア転換が期待されるポジションであり、現在はやりがいと中期展望をもって勤務している。

当社を利用するメリットは?

シンガポール転職に関する情報はWeb上に沢山存在していますが、多過ぎるがゆえに、その実態や最新の情報を正しく把握することは難しいこともあります。
当社はシンガポールにおいて30年以上にわたり転職のサポートを行ってきた経験と実績を有しています。
もっとも最新の求人動向や就労環境について、他の情報源にはない情報を提供できます。
シンガポール転職に興味がある方は、ぜひお気軽に当社にご相談ください。