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ベトナムの製造業界の転職市場動向

​Xin Chào!(シン・チャオ)JACリクルートメント ベトナムです。
本ブログでは、さまざまな視点から皆様のお役に立てる情報を発信いたします。
今回は、ベトナムで最も多くの日系企業が進出している製造業の今後の展望、求人動向について、ベトナム現地で活躍する転職コンサルタントがご説明します。

目次)

1. ベトナムにおける製造業の展望

2. 求められている職種や人材

3. ベトナムの製造業の就業環境

4. ベトナムの製造業界への転職ならJAC

ベトナムにおける製造業の展望

経済成長著しいベトナムですが、近年はどのような経済状況なのでしょうか。製造業の展望とともにご紹介します。

ベトナム全体の経済動向

ベトナムは東南アジア主要6カ国(シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン)の中で
GDPは最も低い一方で、コロナ禍の2020年、2021年でも経済成長を成し遂げた唯一の国です。
今後、経済規模もインドネシア、タイに次ぐ規模になることが期待されています。

さらにベトナムの平均年齢は31歳と若く、人口は2025年に1億人を突破することが予測されている程、経済成長の真っ只中にあります。そのため、世界的にもベトナムへの進出意欲が高い企業が多く、実際に日本政策金融公庫「第11回取引先海外現地法人の業況調査報告」では、日系企業の今後3年程度の事業展開における有望国で6年連続1位になるほどポジティブな経済環境にあります。

ベトナムの製造業の動向

世界的な不況により依然厳しい状況が続いている業種もありますが、全体感としてはベトナム経済の発展と併せて成長が見込まれています。
それは上述の通り、労働市場としての魅力、米中貿易摩擦や昨年の中国の厳しいコロナ対策を受けた調達・製造リスクを考慮したベトナムへの工場移転の動きなどが要因です。
JACがお預かりしている日本人の求人数においても、製造業が全体の30%以上を占め、ベトナムにおいて最も転職チャンスのある業界といえます。

求められている職種や人材

では、そのようなベトナムの製造業界において、今、どのような方々が求められているのでしょうか。職種別に見ていきましょう。

営業職

最も多い日系製造業の求人は営業職で全体の30%を超えます。その理由は、日系企業なので顧客も日系企業であることが多く、顧客折衝を円滑に進めたい観点から、日本語話者の需要が高いためです。
しかし近年は、日系企業の中でも非日系マーケットの開拓をミッションに掲げる企業も多く、英語力が必須な求人が増えてきております。

技術職

生産技術、品質管理、品質保証などといった技術職の需要もあります。ベトナムにおいても日本品質を担保するために、マネージャー層は日本人で押さえるという傾向があるためです。

バックオフィス

ベトナム現地の労働法や会計法にリーチしやすいのは当然ベトナム人であり、実務の面で日本人にはハードルが高いため、求人は少な目です。しかし、経営層や対日本本社へのレポート、およびナショナルスタッフのマネジメントという目的での募集があります。
数は少ないですがチャンスはありますので、焦らず中長期的な視点で転職活動をしましょう。

ベトナムの製造業の就業環境

生産拠点はベトナムの主要都市ハノイ(北部)・ホーチミン(南部)の近郊に集中していますので、多くの方は市内から毎朝ドライバー付きの通勤車(社員乗り合いか専用)で1時間程度通勤します。開発が進んでいる郊外であれば工場の近隣に社宅を用意し通勤するというケースもあります。

また業種にもよりますが、土曜日の半日/フル出勤がある企業も多くあり、食事は社員食堂を用意している企業が多いです。日本のふりかけやインスタント味噌汁などでランチを豊かにしている方もいます。

販売会社のみのメーカーであれば、都市部に事務所を構えている企業が多く、基本的には月曜日から金曜日までの勤務で通勤時間も短く、お昼ごはんは近くのレストランで済ます方が多いです。

ベトナムの製造業界への転職ならJAC

今回はベトナムの製造業の展望や求人動向についてご説明しましたが、いかがだったでしょうか?この記事が、皆様がベトナムで働くにあたり少しでもご参考になれば幸いです。

JACリクルートメント ベトナムでは、ベトナム転職・生活に関するご相談を随時受け付けております。
海外転職で不安に思っている事や気になる事等、何かありましたらいつでもお気軽にご相談ください。