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タイにおける家電業界の市場動向

​こんにちは、JAC Recruitment Thailandです。本ブログでは、タイ転職に有益な情報をお伝えします。
”業界別の転職市場動向“ということで、タイ現地より定期的に情報共有をして参りますが、今回は”家電業界”に焦点を当ててお話させて頂きます。


タイにおける家電業界の現状

2020年時点でタイは世界でも有数の電気電子製品輸出国で、HDD、コンピューター部品、IC部品、家電製品の製造が盛んな国です。エアコンや洗濯機は世界2位の製造国(2018年データ)ということをご存知でしょうか。日本で誰もが知っている家電メーカーはほとんどタイに進出しており、タイ市場を牽引しています。一方、LG、Haier、サムスンなどの中国・韓国メーカーも勢いを見せ、幅広い製品カテゴリーで人気があります。

そんな中、特に売上げを伸ばしている家電はエアコンです。日本のエアコン大手メーカーは主戦場を海外市場に移し、特に東南アジアでの販売拡大を狙っています。また、米中対立の影響もあり、販売だけでなく生産拠点を中国からタイを始めとする東南アジア諸国に移す動きもあります。

タイのエアコン普及率は30%ほどとされており、冷蔵庫や洗濯機等の家電と比べても普及率が著しく低いため、まだまだマーケティングや売上拡大の余地があると言えます。ブランド力のある日本メーカーに対するニーズは根強く、各社省エネ性能やIoTの活用等、現地ニーズに対応した製品開発に取り組んでいます。
エアコンの国内製造および販売量は、世界情勢の影響も受け、まだ大幅に開拓の余地がある東南アジアやタイ市場でさらに拡大を見せていくことでしょう。


必要とされる職種や人材

他業界と変わらず、営業、製造、管理部門での募集があります。最も求人が多い職種は営業職で、同業界での経験があればベストですが、製造業での経験がある方であれば面接が入るケースが多いです。また、製造大国タイならではの特徴としては、タイを東南アジアの主要拠点として位置付けているメーカーが多く、タイから東南アジア各国の代理店を担当する営業や、各国での販売を管理する営業企画や事業戦略のお仕事があります。現地での製品開発にも力を入れているため、R&D部門やマーケティング部門での求人が出てくることもあります。営業部門ではタイ語を求められるケースは少なく、タイ人とコミュニケーションを図れるレベルの英語力があれば問題ありません。


タイの製造業(特に家電メーカー)での就業環境

勤務地&通勤方法:タイにあるほとんどのメーカーが、バンコクまたはパタヤから車で1~1.5時間の工業団地に工場を構えています。(例:アユタヤ、サムットプラカーン、チョンブリ 等)工場をいくつも持っている大手メーカーでは、販売拠点をバンコクに置いて営業活動を行っているパターンも見受けられます。現地採用の場合、ドライバー付き社用車の支給がほとんど無いため、社用車を自身で運転して通勤するか、乗合バスで通勤するケースが多く、バンコクから通うか会社の近くに住むかはその方の判断次第となります。

給与:給与に関しては、マッチする経験があれば、タイで就業経験が無い方でも10万バーツ以上を狙える案件があります。20代でポテンシャル採用となる場合には、6~8万バーツの案件が多くなっています。


タイにおける家電業界の転職でJAC Recruitmentを利用するメリット

JAC Recruitmentは全世界拠点共通で、両面型の紹介方法を採用しています。1人のコンサルタントが企業側、求職者側の両方を担当しているため、両者から生の情報を手にすることができ、より質の高いマッチングを提供することができます。また、JAC Recruitment Thailandは2004年からタイで人材紹介業を行っているため、家電業界各社での採用実績がございます。家電業界でのご経験をお持ちの方、もしくは、製造業での経験をお持ちで家電業界へ興味のある方、ご連絡をお待ちしています!