1)マレーシアにおけるIT業界・関連職種のトレンド
近年、マレーシアにおけるIT企業や企業内IT部門では、ローカライズ(現地化)が進んでおり、労働ビザが必要な日本在住者向けの求人は減少傾向にあります。一方で、マレーシア政府は「MyDIGITAL」戦略を掲げ、IT産業の育成を国家政策の柱としており、業界全体は急速に成長しています。
このような背景から、日系・外資系企業を問わずマレーシアへの拠点誘致が活発化しており、ASEAN地域におけるオフショア開発拠点・アウトソーシング先としての地位が向上しています。特に、マレーシアを製造拠点としている日系メーカーでは、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進の中核人材として、日本在住者を対象とした求人が発生するケースも見られます。
2)必要とされる人材
マレーシアのIT業界・関連職種において、非ローカル人材向けの求人で特に求められているのは以下のような職種です:
ブリッジSE(日本と現地の開発チームの橋渡し)
プロジェクトマネジメント職(システム・ネットワーク系)
日系企業内の社内ITポジション
フロントエンドエンジニア(Web領域)
これらの職種では、各種プログラミング言語のスキル、プロジェクト管理、ビジネスアナリティクスなどの専門知識に加え、概ね3年以上の実務経験が求められます。また、語学力や調整力といったコミュニケーションスキルも重視されており、英語圏での勤務経験や、日本国内での英語を用いたオフショアプロジェクト参画経験、海外ベンダーとの協業経験がある方は、大きなアドバンテージとなります。
さらに、未経験者でも応募可能なBPO企業のITヘルプデスク職は、マレーシア求人の中でもボリュームゾーンとなっており、キャリアの第一歩としても注目されています。
3)IT業界・関連職種の職務内容
マレーシアにおけるIT関連職種では、上述のようなポジションを通じて、以下のような業務に携わることが一般的です:
オフショア体制でのシステム開発・運用
プロジェクトマネジメント(日本本社との連携)
セキュリティ管理・ガバナンス対応
Web広告運用・データ分析の最適化
これらの業務は、日本のオフィス・市場・顧客とマレーシア拠点を横断するプロジェクトに関わることが多く、両国間のビジネスを円滑に進めるための調整力や異文化理解力が求められます。そうした素養をお持ちの方は、マレーシアでのキャリアにおいて大きな強みとなるでしょう。
4)マレーシアにおけるIT業界・関連職種の転職でJACを利用するメリット
JACマレーシアは、1994年の設立以来、日系・外資系企業との強固なネットワークを築いており、他の紹介会社では取り扱っていない非公開求人や独占求人のご紹介が可能です。
また、各企業が求めるスキルセット・マインドセット・カルチャーフィットについての深い理解をもとに、海外転職におけるキャリア形成や選考対策のアドバイスも提供しています。マレーシアでの転職を検討されている方にとって、信頼できるパートナーとしてのサポートを受けられるのがJACの大きな強みです。
マレーシアへの転職&就職海外転職に関するご相談はこちらから マレーシアへの転職&就職に関しての情報もご参考ください。 |