英国/イギリスへの転職(就労ビザ・暮らし/生活)

英国/イギリスへの転職(就労ビザ・暮らし/生活)

イギリスへ転職する際の就労ビザ/就労許可書

  • 英国での就労には、就労可能なビザの保有(配偶者ビザ、パートナービザなど)、もしくは、就労ビザを企業にスポンサーしてもらうことが必要。

  • 英国政府は、英国での労働許可を取得するにあたり、ポイントベースシステムを採用している。

  • 就労形態や目的によって、様々なタイプの労働許可証がある。

  • ​申請条件を満たしていても必ず許可がおりるとは限らず、企業側にとっても時間とコストがかかる上にリスクが高いので、英国内では既に現地で働けるビザをお持ちの方を優先的に採用することが主流。

  • ※詳細は英国政府ウェブサイトを参照ください。https://www.gov.uk/browse/visas-immigration/work-visas

Skilled Worker Visa: (企業申請)

  • 雇用主(企業)がイギリス現地にて申請。個人申請は不可。申請にあたっては、企業側のスポンサーが必要。

  • Skilled Worker Visaの取得は今なおハードルが高いものの、英国のEU離脱以降このビザの発給数は着実に増えている。

  • 特にIT業界・金融業界での即戦力になりえる人材には企業のスポンサーが増加傾向にある。

  • 以下の基本条件を満たしていることが申請の目安

    1. 短期大卒業相当以上の学位

    2. 正社員としての職務経験(3~5年以上)

    3. 英語力(IELTS for UKVIで4.0以上)、ほかマネジメント経験、ビザ申請ポジションの職務内容に通じる専門性など

その他の就労ビザ

Graduate Visa
イギリス国内の大学、大学院を卒業後に就労が許可されるビザです。大学また大学院の場合は2年、そして博士の場合は3年が就労可能となってております。

High Potential Visa
世界トップ50の大学、大学院を卒業した人たちが、卒業してから5年以内に申請ができるビザとなります。日本国内では京都大学そして東京大学が該当しております。

Youth Mobility Scheme Visa
先着順の制度です。これまでのYMSビザは、日本とイギリスの間でのメール抽選方式によって配分されていましたが、2024年以降は配分枠が増加し6000人の先着順の制度に変更されました。取得後は2年間就労が可能です。

英国(イギリス)へ転職して暮らす

​一般的にロンドンの物価は高いと言われています。住居も東京のワンルームマンションとほぼ同額となり、他人と共同生活をするフラットシェアの形態も数多くあります。

地下鉄・バス料金や公共料金は、毎年10%前後の値上がりが続いており、20~40%となる高額な所得税も考慮すると決して「楽な暮らし」ができるとは言えないでしょう。

一方で、社会福祉制度の充実や、博物館や美術館が基本的に入場無料であるなど、文化的な生活が安価に楽しめるという一面もあります。

住居

  • 賃貸物件に滞在する場合、カウンシルタックスと呼ばれる住民税や光熱費などは個人が払う。

  • 一般的に不動産会社への礼金は不要だが、1ヶ月~3ヶ月の敷金(Deposit)が必要。 Depositは退去時にクリーニング費用などを差し引かれた後、残金が返還される。

  • 家賃は単身用(ワンルーム・1DK)の場合は£1300~£1500/月。

  • シェアハウス(キッチン、リビングルーム共有)も一般的で、その場合は£700/月~。

  • 家族用(2DK以上)は£1800~。

  • ロンドン中心部は大変高く、ロンドン以外では相場は上記より低い。

交通

  • ロンドンは地下鉄・バスなどの公共交通機関も発達しており、どこにでも行けるが、遅延・キャンセルも頻発するので、事前の運行状況確認が推奨される。

  • 地下鉄の運賃はゾーン制と時間帯別運賃を採用している。プリペイド式のOyster Cardを利用すると、紙の切符より安い運賃が適用される。

  • 深夜でもナイトバスがロンドン全域の要所を網羅しており、終電を逃してもタクシーに頼らず帰宅することも可能。タクシーはメーター制で初乗り£3.8(約600円)。それ以降は距離や乗車時間により上がる。ミニキャブやウーバーも普及している。

医療

  • 6ヶ月以上滞在する方は、公共の医療機関NHSが利用できるため医療費が無料になる。

  • 日本語が通じる有料の医療機関を利用するケースも多いが、現地の無料医療を利用する方も多い。

食費

  • ロンドンには日本食レストランや日本食料品店(特に北部・西部)が多く便利。

  • 一方で外食は内容に比べ高いので、ランチは持参する場合が多い。

  • テイクアウェイは豊富に揃っているが約1000円~2,000円 と高め。パブ飯と呼ばれるパブでのランチは手頃感はあるものの2,000円~3,000円程。日本食レストランでの着席した夕飯は5,000円~20,000円 程度。カフェでのコーヒーは400円~450円。

教育事情

  • 大まかに分けて、日本人学校、英国現地校(私立)、英国現地校(公立)等の選択肢がある。

  • 英国現地校では5歳までNursery School, 5歳から11歳までPrimary School、12歳から16歳までSecondary School, 17歳から18歳までAレベルと呼ばれるシステムに所属。

    1. Actonにある日本人学校:学費は年間約30万円。その他入学金や施設使用料がかかる。

    2. 英国現地校(公立):学費は無料。選抜制の学校と、学校に近い住民から順に入学できる学校とに分かれる。

    3. 英国現地校(私立):学費は年間で150万円から200万円程度。選抜制。

*International Baccalaureate を取り入れる私立校もある。*英国現地校に通う日本人子弟は、土曜日のロンドン補習授業校(Acton,Brent,Croydon)に通われる方も多い。

生活費シミュレーション

<月収 £1,700(税込み) の場合 -単身でロンドンに滞在->

※£=英ポンド=約160円(2023年1月現在)

住居費(ルームシェア)

600

食費

70

光熱費・水道費

140

通信費(携帯電話、インターネット)

70

その他雑費・交際費等

150

交通費

124

所得税

340

貯金

206

1,700

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